全校児童に1ヶ月に1度話をする機会があります。今月は2つのお話をしました。
1つ目は「6年生の素晴らしい行動」についてです。2週間ほど前、掃除のとき階段を掃いていました。そこへ6年生の女の子が通りかかり「ありがとうございます!」と私に声をかけてくれました。掃除の終わりかけの頃、今度は6年生の男の子がゴミの袋を持って下りてきました。私のところで「ゴミを持って行きましょうか」と声をかけてくれました。6年生のこうした行動を後の学年の児童も見ているようで、4年生の女の子も「ありがとうございます」と言ってくれました。このように感謝の気持ちを言葉にして相手に伝えられる子どもになって欲しいと思っています。
2つ目はこの冬三方五湖にやってきている「オジロワシ」の話。オジロワシは三方五湖の宝です。(写真は小浜の山根さんが撮影されたものです)
北陸新幹線金沢開業に伴う「わが町プロジェクト」に県内8校の一つに三方小学校5年生が参加しました。わが町の「宝」を見つけ、それをポスターに仕上げる企画です。プロのイラストレーターやコピーライターの皆さんが来校し、4枚のポスターを作成しました。中心になって指導して下さったのは、清水清春さん。なんと三方小学校出身でした!「ようこそ先輩!」です。
5年児童は事前に担任の高橋朝美と「わが町の宝」をたくさん見つけておきました。そこから4つの宝に絞り込み、イラストとキャッチコピーを考えていきました。プロの皆さんのアドバイスのもと、出来上がりました。
この後JRの駅に貼りだすポスターとなりますが、さて児童が知恵を絞って作成した「案」がどこまで反映されるか楽しみです。児童は、作成過程で自分の思いを語り、意見のぶつかり合いを経て、一つのものにしていきました。これからの社会で必要な力を学ぶことができた授業でした。
給食の食材を作られている吉村春子さん(若狭町相田)、松村いさ子さん(若狭町鳥浜)に来ていただき、吉村さんの「アイガモ農法」の話や、松村さんの「ウメの甘露煮」の話などをお聞きしました。初めに給食センターの出口栄養職員から「地産地消」のお話があり、その後子どもたちの質問に答える形式で吉村さんと松村さんのお話をお聞きしました。吉村さんは御主人とボカシ肥料やアイガモを使った無農薬のコメ栽培を始めたことや、校区の鳥浜生まれということもあり、子どもの頃の自然の中で遊んだこともお話してくださいました。
吉村さん、松村さん、出口さんと、日頃給食でお世話になっている校務員の澤さんに感謝のメッセージとお花を受け取っていただきました。